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J-GLOBAL ID：201402248828024136   整理番号：14A0957456

グリッドフリー交換相関項計算法の実用化に向けた研究

Study of Practical Approach for Grid-free XC Computational Method

著者 (3件)： 樋口恒 (東京大学 工学系研究科) ,  平野敏行 (東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門) ,  佐藤文俊 (東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター)
資料名： 生産研究  (Journal of Institute of Industrial Science, the University of Tokyo)
巻： 66  号： 3  ページ： 273-279 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： G0185A  ISSN： 0037-105X  CODEN： SEKEAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在一般的に使用される密度汎関数計算では,交換相関項の見積もりに数値積分が用いられているため,特に大規模分子系や大量計算系でノイズによる数値不安定性が懸案となる.その脆弱性を克服する解析計算法(グリッドフリー法)が1993年に提案されたものの,信頼性の高い計算値を与えないという問題を抱えていた.本研究では,この原因が電子密度の行列表現(MRD)に関する基底関数にあることを突き止め,これを高品位にすることによって計算値を改善させる新計算法を提案した.また,本提案法にコレスキー分解法を適用することで安全かつ効率的に計算量を削減できる方法を提案した.(著者抄録)

シソーラス用語： *密度汎関数法 ,  基底関数 ,  数値解法 ,  *解析的解法 ,  電子密度 ,  計算量 ,  安全性 ,  信頼性 ,  高速化 ,  評価試験 ,  計算機アルゴリズム ,  分子軌道法 ,  統計解析 ,  格子 ,  相関分析
準シソーラス用語： Cholesky分解 ,  *グリッドフリー法 ,  相関解析

分類 (2件)： 数値計算  (JE02000J) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H)

引用文献 (16件)：

• 1) W. Kohn and L.J. Sham, "Self-Consistent Equations Including Exchange and Correlation Effects", Phys. Rev., vol. 140, A1133-A1138, 1965.
• 2) A. D. Becke, "A multicenter numerical integration scheme for polyatomic molecules ", J. Chem. Phys., vol. 88, 2547-2553, 1988.
• 3) B. I. Dunlap, "Geometry optimization using local density functional methods", J. Phys. Chem., vol. 90, 5524-5529, 1986.
• 4) P. M. T. Gill, B.G. Johnson, J.A. Pople, "A standard grid for density functional calculations", Chem. Phys. Lett., vol. 209, 506-512, 1993.
• 5) J. VandeVondele, U. Borštnik, J. Hutter, "Linear Scaling Self-Consistent Field Calculations with Millions of Atoms in the Condensed Phase", J. Chem. Theory Comput. vol. 8, pp. 3565-3573, 2012.

タイトルに関連する用語 (5件)： グリッド ,  相関 ,  計算 ,  実用化 ,  研究