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J-GLOBAL ID:201402248831531774   整理番号:14A0425630

泥質性潮間帯における穿孔性カニのヤマトオサガニ排除実験:埋在大型動物密度への影響

Experimental exclusion of the burrowing crab Macrophthalmus japonicus from an intertidal mud flat: effects on macro-infauna abundance
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 88-95  発行年: 2013年05月 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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底生動物に対する生物撹乱者は堆積物の加工と化学的性質の改変という二つの過程によって影響を及ぼす。カニ除去実験は多摩河口の泥質性潮間帯において,2010年と2011年には穿孔性カニのヤマトオサガニ(スナガニ科)の同じ場所にすむ大型埋在動物の密度に及ぼす影響を知るために,2011年には沈殿物について知るために実施した。2010年の実験では,ヤマトオサガニが排除されたほぼ1か月後にヤマトシジミCorbicula japonicaとゴカイ類Hediste sp.の密度はヤマトオサガニが存在する対照区に比べて有意に高かった。堆積物については,排除区で表層のクロロフィル-a量,水分量,総チッソ量は有意に増加し,下層の酸化還元電位は有意に低下した。これらの結果は,ヤマトオサガニによる堆積物の加工が堆積物の環境を変え,そのことがヤマトシジミとゴカイ類の密度に影響するという経過を示している。ただ,ヤマトオサガニの影響の大きさは年によって異なるようで,2011年の実験では埋在動物の密度に有意な差は認められなかった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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異種生物間相互作用  ,  魚類以外の水産動物 
引用文献 (44件):
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