抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分析用遠心力法により温度と電解液濃度の関数として立体安定化温度に感応し易いコロイド粒子の安定性と沈降挙動を調べた。ポリスチレン粒子分散体は自家製とし,ポリマー安定化剤PGEMAを用いた。電解液にはKCLの濃度を変化させて用いた。分散粒子サイズ,電気泳動移動度を20~70°Cで測定し,性状は走査電子顕微鏡で観察した。粒子の遠心力沈降状況,粒子ベッド高さは沈降試料の光透過度で測定した。粒子の安定分散では平滑なプロフィルを示したが,凝集粒子ではステップ状を呈した。分散体の沈降高さに及ぼす電解質濃度,時間と温度の影響,平衡沈降に及ぼす加速度の影響を測定した。粒子ベッド圧縮は高電解液濃度と温度が高くなるに従って顕著になる。粒子分散物の初期体積率,平衡体積率がそれぞれの圧縮降伏応力におよぼす影響を調べ,得られた結果に考察を加えた。