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J-GLOBAL ID：201402249380621401   整理番号：14A1154359

電力消費量データを活用した省エネルギーアドバイスレポートの自動生成システム

Automatic Generating System for Reports on Energy Conservation Tips Based on Electricity Demand Data

著者 (4件)： 小松秀徳 ((一財)電力中央研究所 システム技術研究所) ,  西尾健一郎 ((一財)電力中央研究所 社会経済研究所) ,  向井登志広 ((一財)電力中央研究所 社会経済研究所) ,  篠原靖志 ((一財)電力中央研究所 システム技術研究所)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 134  号： 9  ページ： 1394-1405 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電力消費量データに基づく,世帯毎にカスタマイズされた省エネルギーアドバイスレポートの自動生成システムを提案した。スマートメータやHEMSを活用して省エネルギー・節電アドバイスをおこなうシステムが注目されている。しかし,ピーク需要抑制を目標とした情報インセンティブ型手法に関する知見はまだ公表されていない。本稿では,特にピーク需要時の負荷抑制に着目して,各世帯の30分毎の電力消費量データから省エネルギーアドバイスレポートを自動生成する手法を提案した。提案手法では,行動科学の知見に基づき,探索コストの削減,社会規範の利用,顕著性の高い表現利用を意識して,ユーザに気づきを与えるストーリー設計をおこなった。また,電力消費量に関する様々な指標をモニタリングしながら,より改善につながるストーリーを自動選択するためのアルゴリズムを実装した。ユーザのインタビュー,およびアンケート調査から得られた知見を提示した。

シソーラス用語： *省エネルギー ,  規則 ,  アルゴリズム ,  電力消費 ,  人間行動 ,  *情報サービス ,  行動科学
準シソーラス用語： 社会規範 ,  電力消費量

分類 (1件)： 電力工学・電力事業一般  (NB01000X)

引用文献 (19件)：

• (1) 鬼頭大介:「分散電源(蓄電池)とスマート化の動向 電気使用状況『見える化』の実証実験について」, 生産と電気, Vol. 64, No. 9, pp. 8-13 (2012)
• (2) 関西電力webサイト:「電気ご使用量のお知らせ照会サービス『はぴeみる電』」, http://www.kepco.co.jp/service/miruden/ (2013)
• (3) 東京電力webサイト:「でんき家計簿(料金・使用量の確認, ライフスタイル診断)」, http://www.tepco.co.jp/kakeibo/index-j.html (2013)
• (4) S. S. Iyengar and M. R. Lepper : “When Choice is Demotivating: Can One Desire too Much of a Good Thing?”, Journal of Personality and Social Psychology, Vol. 79, No. 6, pp. 995-1006 (2000)
• (5) H. Allcott : “Social Norms and Energy Conservation”, Journal of Public Economics, Vol. 95, No. 9-10, pp. 1082-1095 (2011)

タイトルに関連する用語 (6件)： 電力消費量 ,  活用 ,  省エネルギー ,  アドバイス ,  レポート ,  自動生成