エンタングル粒子はワームホールで連結しているか  エントロピー不等式からのER=EPR推測に対する証拠

GHARIBYAN Hrant; PENNA Robert F.

文献

J-GLOBAL ID：201402249454313704 整理番号：14A0638471

エンタングル粒子はワームホールで連結しているかエントロピー不等式からのER=EPR推測に対する証拠

Are entangled particles connected by wormholes? Evidence for the ER=EPR conjecture from entropy inequalities

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資料名：
巻： 89 号： 6,Pt.B ページ： 066001.1-066001.6 発行年： 2014年03月
JST資料番号： D0748A ISSN： 1550-7998 CODEN： PRVDAQ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

ER=EPR推測は,Einstein-Rosen(ER)ブリッジで連結したブラックホールに対応する量子自由度が,エンタングルしていることを主張している。この推測は逆に,すべてのエンタングル状態がある種のERブリッジで連結されていることも主張している。もし時空が量子ビットから創られているとすれば,空間の形はどのようなビットのエンタングルメントに依存しているのだろうか。ER=EPR推測は,ブラックホールの集まりのエンタングルメントエントロピーをERブリッジ(あるいはワームホール)の面積に関係づけている。古典的ERブリッジの幾何学的エントロピーは,劣加法性,三角,強劣加法性,およびCadney-Linden-Winter不等式を満たしていることを示した。これらは,エンタングルメントエントロピーの非自明な性質であり,したがって,ER=EPRの証拠である。この証明はすべての次元のERブリッジに当てはまる。さらに,古典的ERブリッジに関係したエンタングルメントエントロピーは,非正定値の三者情報を有していることを示した。一般にこれはエンタングルメントエントロピーの性質ではない。例えば,エンタングル4キュービット純粋状態|GHZ₄>=(|0000>+|1111>)/√(2)は,正の三者情報を有しており,この状態は,古典的ERブリッジでは記述され得ない。それらの間に膨大なエンタングルメントを有する大きなブラックホールは,それらが|GHZ₄>状態で構成されているならば,古典的ERブリッジを持ち得ない。非正定値の三者情報を有する特別な量子状態のみが古典的ERブリッジの記述を可能とする。非正定値の三者情報を有する状態をモノガマス(monogamous)と呼ぶ。古典的ERブリッジはモノガマス(monogamous)EPR相関を必要すると結論した。

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素粒子と場の理論一般 , 相対論及び重力を含むその他の理論

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エンタングル粒子はワームホールで連結しているか エントロピー不等式からのER=EPR推測に対する証拠

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