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J-GLOBAL ID：201402249464534920   整理番号：14A0146361

福島第1原子力発電所の事故1年後に耕地で成長した99の野生植物種における放射性セシウムの土壌から植物への転移因子の推定

Estimation of soil-to-plant transfer factors of radiocesium in 99 wild plant species grown in arable lands 1 year after the Fukushima 1 Nuclear Power Plant accident

著者 (8件)： YAMASHITA Jun (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  ENOMOTO Takashi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  YAMADA Masao (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  ONO Toshiro (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  HANAFUSA Tadashi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  NAGAMATSU Tomohiro (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SONODA Shoji (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  YAMAMOTO Yoko (Okayama Univ., Okayama, JPN)
資料名： Journal of Plant Research  (Journal of Plant Research)
巻： 127  号： 1  ページ： 11-22  発行年： 2014年01月 
JST資料番号： G0618A  ISSN： 0918-9440  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2011年3月の福島第1原子力発電所からの放射線核種沈殿の1年後に,大半が一年生かつ春季の緑草多年生ハーブである99の野生型植物種において,放射性セシウム(¹³⁴Cs,¹³⁷Cs)濃度([Cs])を総括的に調査した。それは,福島県の水田(3つの調査区)及び高地(1つの調査区)の厳しい汚染圃場で2012年4月から成長し始めた。調査は,年に3回(4月,7月および10月)に行われた。乾物量基礎に関する[Cs]の測定のために,土壌(5cmの深さの土壌コア)と植物(空中苗条)を採取して,土壌から植物([Cs]_plant/[Cs]_soil)への放射性セシウムの転移因子[TF]を推定した。土壌及び植物の[Cs]値は,ほとんど異なった。しかし,ある種は比較的に高いTF値(0.4以上)(例として,ヘビノネコザ(Athyrium yokoscense),タニヘゴ(Dryopteris tokyoensis)及びハマシゲ(Cyperus brevifolius))を示したが,他はほとんど低値(0.01以下)(例として,シダレカワヤナギ(Salix miyabeana),カナムグラ(Humulus scandens),とカモシグサ(Elymus tsukushiensis))を示した。加えて,水田及び高地圃場の両方で成長される11種の植物から判断すると,TF値は水田地の方が通常高かった。水田圃場における雑草コミュニティーによる土壌放射性セシウムの植物抽出効率の推定から,雑草コミュニティーが植物抽出技術の実用的な候補でないことを示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 発電所 ,  農地 ,  植物成長 ,  野生植物 ,  *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  土壌 ,  植物 ,  推定 ,  移動 ,  ファイトレメディエーション ,  雑草防除 ,  原子炉事故
準シソーラス用語： 原子力発電所事故 ,  福島第一原子力発電所 ,  *放射性セシウム

分類 (4件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  植物に対する影響  (EE05030G) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  土壌化学  (FB04040C)

タイトルに関連する用語 (10件)： 福島第1原子力発電所 ,  事故 ,  耕地 ,  成長 ,  植物種 ,  放射性セシウム ,  土壌 ,  植物 ,  転移因子 ,  推定