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J-GLOBAL ID:201402249582724784   整理番号:14A1043143

Penicillium expansum由来のパツリン生合成遺伝子クラスターの配列決定,物理的機構と動的発現

Sequencing, physical organization and kinetic expression of the patulin biosynthetic gene cluster from Penicillium expansum
著者 (17件):
資料名:
巻: 189  ページ: 51-60  発行年: 2014年10月17日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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パツリンは,多数の糸状菌が産生するポリケチド由来のマイコトキシンである。これらのうち,Penicillium expansumは極めて問題の種である。本菌は,果実上で増殖してリンゴのアオカビ腐敗を誘発し,さらに大量のパツリンの産生が可能な有害植物病原菌である。このマイコトキシンの生合成経路は化学的によく特徴付けられているが,経済的関連が少ない種で少数の特徴付けられた遺伝子があるのみで,その遺伝的基礎はほとんど未知のままである。本研究では,P.expansum NRRL35695株のパツリン遺伝子クラスターの同定と位置の組織化をした。いくつかの増幅反応を,他の種で利用可能なオーソログ遺伝子由来の配列に基づいて設計された変性プライマーを用いて実施した。改良したゲノムウォーキング法を用いて,クラスターの残りに隣接する遺伝子を配列決定した。mRNAからRACE-PCRも実施し,配列がコードする開始コドンと終始コドンを決定した。P.expansumのパツリン遺伝子クラスターは,patH,patG,patF,patE,patD,patC,patB,patA,patM,patN,patO,patL,patI,patJとpatKの順序で,15の遺伝子から成っていた。これらの遺伝子は,Aspergillus clavatusの非産生株での記述がある推定上のパツリンクラスタ内で異なるグループとされたオーソログ遺伝子と60~70%の同一性があった。パツリンクラスターの遺伝子発現の動態は,パツリン許容条件下(天然のリンゴベースの培地)とパツリン制約条件下(Eagleの最小必須培地)で調べ,遺伝子発現とパツリン産生間の有意な関連性を証明した。結論として,P.expansumのパツリンクラスターの配列は,本菌のパツリン産生を導く機構をより良く理解するための重要なステップを構成していた。以上の結果は,各遺伝子の役割解明を可能にし,リンゴベースの製品におけるパツリン産生を減少させるための戦略決定に有用であった。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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微生物生理一般  ,  遺伝子の構造と化学  ,  微生物起原の毒性  ,  食品の汚染 
物質索引 (1件):
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