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J-GLOBAL ID：201402249774397353   整理番号：14A0361988

閉込め液体の結晶化に及ぼす表面構造と親溶媒性の効果

Effects of surface structure and solvophilicity on the crystallization of confined liquids

著者 (4件)： SUN Gang (Peking Univ., Beijing, CHN) ,  GIOVAMBATTISTA Nicolas (Brooklyn Coll. City Univ. New York, New York, USA) ,  WANG Enge (Peking Univ., Beijing, CHN) ,  XU Limei (Peking Univ., Beijing, CHN)
資料名： Soft Matter  (Soft Matter)
巻： 9  号： 47  ページ： 11374-11382  発行年： 2013年12月21日 
JST資料番号： W2327A  ISSN： 1744-683X  CODEN： SMOABF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノスケールの領域に閉込められた液体の結晶化に及ぼす表面構造と親溶媒性の効果を明確化するために,ナノスケールでの結晶化の機構について理論的に検討した。二つの平行な壁に挟まれたN個のFermi-Jagla粒子から成る液体を仮定した。これを分子動力学シミュレーションで解析した。Fermi-Jagla粒子は水のような特性を有する粒子で,等方性な対相互作用をした。表面として無構造表面やアモルファス構造表面,表面と液体の相互作用として疎溶媒性や親溶媒性を考慮した。無構造やアモルファス構造での接触角や次元パラメータなどの計算結果を示した。この結果,結晶化機構は表面構造に依存するが,表面の疎溶媒性/親溶媒性には依存しないことが分かった。特に,無構造表面では,結晶化は界面で開始されて液体の内部に進行するが,アモルファス表面では,結晶化は一様に起こった。また,無構造表面とアモルファス表面では疎溶媒性/親溶媒性の効果が逆になった。さらに,液体-表面の相互作用を大きくすると,無構造表面では結晶化が起こり,アモルファス表面では結晶化が抑制された。

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *分子動力学 ,  非晶質 ,  パラメータ ,  対相互作用 ,  *表面構造 ,  液体 ,  閉込め ,  溶媒 ,  *ナノ構造 ,  表面性状 ,  *結晶化 ,  結晶成長 ,  フェルミオン
準シソーラス用語： *分子動力学シミュレーション

分類 (2件)： 結晶成長一般  (BK13010Q) ,  液体構造一般  (BK02010E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 閉込め ,  結晶化 ,  表面構造 ,  親 ,  溶媒