超高NAステップインデックス型カルコゲニドファイバーを用いた1.4~13.3μmの分子指紋領域をカバーする中赤外スーパーコンティニウム

PETERSEN Christian Rosenberg; MOLLER Uffe; KUBAT Irnis; ZHOU Binbin; BANG Ole; DUPONT Sune; RAMSAY Jacob; BENSON Trevor; SUJECKI Slawomir; ABDEL-MONEIM Nabil; TANG Zhuoqi; FURNISS David; SEDDON Angela; BANG Ole

文献

J-GLOBAL ID：201402250312998791 整理番号：14A1341659

超高NAステップインデックス型カルコゲニドファイバーを用いた1.4~13.3μmの分子指紋領域をカバーする中赤外スーパーコンティニウム

Mid-infrared supercontinuum covering the 1.4-13.3μm molecular fingerprint region using ultra-high NA chalcogenide step-index fibre

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資料名：
巻： 8 号： 11 ページ： 830-834 発行年： 2014年11月
JST資料番号： W2212A ISSN： 1749-4885 資料種別：逐次刊行物 (A)
発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

中赤外スペクトル領域は,ほとんどの分子がこの領域で基本振動吸収を示し,独特なスペクトル指紋を残すため,科学的・技術的に非常に興味深い。熱放射光源,低出力レーザーダイオード,量子カスケードレーザー,シンクロトロン放射などの中赤外光源には限界があるため,スーパーコンティニウムレーザーの空間コヒーレンス,広帯域幅,高輝度,可搬性を全て必要とする中赤外応用が,これまで阻まれてきた。今回我々は,中心波長4.5μmまたは6.3μmの強力な超短パルスを,短い超高開口数(NA)ステップインデックス型カルコゲニドガラス系光ファイバーに入射することによって,それぞれ1.5μm~11.7μm,1.4μm~13.3μmに及ぶ中赤外スーパーコンティニウムが発生することを実験的に実証している。これは,ファイバーが中赤外分子「指紋領域」で発光する可能性を真に明らかにした初の実証実験であり,早期がん診断,ガス検知,食品の品質管理などに応用する上で非常に重要である。Copyright Nature Publishing Group 2014

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