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J-GLOBAL ID：201402251508050229   整理番号：14A1200867

いかにリーダーは生産現場で組織的知識創造を促進させるのか-思考と実践を通じた相互作用をマネージする-

著者 (1件)： 松平好人 (金沢星稜大)
資料名： 工業経営研究  (Journal of Industrial Management Research)
巻： 28  ページ： 64-77  発行年： 2014年08月30日 
JST資料番号： L3347A  ISSN： 1340-7422  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,日産自動車追浜工場の生産ラインの改善プロセスを知識創造プロセスと捉え,同工場が生産量をかけ,コストにおいてメキシコ工場を上回る大規模な改善を達成したプロセスを促進したリーダシップを明らかにする。それを実現する一翼を担ったiFA(統合的工場自動化)チームのリーダとフォロワのインタビューから,生産現場における両者の相互作用について,リーダが思考と実践の繰返しを管理することの重要性を特定した。これを管理することにより,主にリーダが中心で思考を担い,現場最前線の人々が実践を担うことを繰返し,ミクロではなくマクロの視点,生産ラインの部分最適ではなく全体最適の視点を両者が獲得する。知識創造を促進するリーダシップの本質は,リーダも成員も主体的に知識創造に携わる意識とコミットメントを生起させることにある。

シソーラス用語： *リーダシップ ,  相互作用 ,  改良 ,  生産ライン ,  自動車工業 ,  管理者 ,  成員 ,  性質
準シソーラス用語： コミットメント ,  プロジェクト管理者 ,  プロセス改善 ,  構成員 ,  自動車製造業 ,  主体性 ,  *知識創造

分類 (2件)： 工程管理  (KB03030P) ,  自動車・自動車工業一般  (QG01000P)

引用文献 (63件)：

• 淵上克義(1992)「部下の影響戦略・部下とリーダーの関係性に及ぼすリーダー行動の効果」,心理学研究,63,pp.107-113.
• 淵上克義(2002)『リーダーシップの社会心理学』,ナカニシヤ出版.
• 金井壽宏(1993)『ニューウェーブ・マネジメント-思索する経営-』,創元社.
• 國領二郎・野中郁次郎・片岡雅憲(編著)(2003)『知識創造・場・総合力.ネットワーク社会の知識経営』,NTT出版,pp.1-63.
• 松田幸弘(2008)『リーダーシップの帰属モデル』,晃洋書房.

タイトルに関連する用語 (8件)： リーダー ,  現場 ,  組織 ,  知識創造 ,  促進 ,  思考 ,  相互作用 ,  マネージ