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J-GLOBAL ID：201402251631441615   整理番号：14A1095092

トラブル事例分析に基づく原子力発電所における保全管理に係る課題の抽出

Issues Identified in Trouble Event Analysis concerning Maintenance Management in Nuclear Power Plants

著者 (1件)： 作田博 (原子力安全システム研)
資料名： ヒューマンファクターズ  (Human Factors in Japan)
巻： 19  号： 1  ページ： 3-10  発行年： 2014年08月31日 
JST資料番号： L3556A  ISSN： 1349-4910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 公開されている原子力発電所のトラブル事例(原子力安全推進協会,NUCIAデータベース)を,GAP-W型PSFリファレンス・リストのPSF98項目の視点で整理し,因子分析することにより保全管理に係る問題点を抽出した。また,同じく公開されている相互評価(ピアレビュー)報告書から電気事業者が取り組んでいる保全に係る教育・訓練内容を良好事例として調査し,そこから課題を整理した。因子分析から抽出した問題点と良好事例調査から抽出した課題を総合的に検討し,保全管理に係る今後検討すべき7つの課題を抽出した。I.「スキルタイプの違いを活用した訓練の効率化」,II.「保全管理の理念の確立と,保全教育,保全活動への反映」,III.「異常体験の定義を設定し,保全訓練に導入」,IV.「保全業務の中への,行動規範の十分な織り込み」,V.「作業遂行上で,見落としやすい落し穴を自分達で避ける能力の涵養」,VI.「異常に対する鋭敏化を鍛える教育・訓練,および教育人材の確保・養成」,VII.「保全作業現場への情報支援方法の開発」。(著者抄録)

シソーラス用語： *エネルギープラント ,  *発電所 ,  原子力エネルギー ,  原子力発電 ,  *保守管理 ,  事例研究 ,  分析 ,  *ヒューマンエラー ,  ヒューマンファクタ ,  因子分析 ,  *統計解析 ,  *原子力発電所
準シソーラス用語： 事例分析

分類 (2件)： 原子力発電  (NB03060Z) ,  生産に関する一般問題  (MA01080D)

引用文献 (5件)：

• 行待武生、永田学;GAP-W型PSFによるリファレンス・リストと一事例研究、ヒューマンファクターズ,Vol.9,No.1,46-62,2004.
• 行待武生、鳥居塚崇;ポテンシャル・モードに基づいた保修作業の行動カテゴリー・モデル、日本プラント・ヒューマンファクター学会誌,Vol.1,NO.1,58-66,1996.
• 行待武生、伊藤真佐史;スキルワークの分析と作業内容伝達手段の検討、日本プラント・ヒューマンファクター学会誌,Vol.5,NO.1,23-32,2000.
• 永田学、行待武生、長谷川利夫;PSFとエラー・カテゴリーに基づく保全スキルワークの研究、日本プラント・ヒューマンファクター学会誌,Vol.6,NO.1,58-73,2001.
• 作田博、行待武生;保全に係る事故・トラブル清報分析に基づく提言について、日本保全学会第4回学術講演会要旨集,379-381,2007.

タイトルに関連する用語 (4件)： トラブル ,  事例分析 ,  原子力発電所 ,  保全管理