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J-GLOBAL ID:201402251648224847   整理番号:14A0688748

上越沖日本海の堆積物コア(MD179-3304,3312)の全有機炭素から推定される東アジアの後期第四紀の気候

Late Quaternary climates of East Asia deduced from the total organic carbon contents of cored sediments (MD179-3304, 3312) off Joetsu City, Japan Sea
著者 (4件):
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巻: 90  ページ: 209-217  発行年: 2014年08月15日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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上越沖日本海で採取されたMD179-3304とMD179-3312のコアの全有機炭素(TOC)及び全窒素(TN)を高解像時系列(約100年)で分析した。TOCとTN濃度の時系列変化は同様のパターンで準規則的に変化した。14C年代測定,テフラ層マーカー,TL層や海洋同位体事変を基礎に年代モデルを作成した。TOC濃度はMIS1と5で高く,MIS2と4で低く,MIS3で頻繁な短周期の変動を伴って僅かに上昇した。この全般的な傾向は,MIS5.5亜期間でのTOCの優勢低下を除き,LR04に非常に類似していた。MIS3で典型的な形で示されたように,短期間にTOCのピークが沢山あった。これら詳細なTOCピークはグリーンランド氷コアの温暖亜間氷期と対比できた。MIS3のTOCの鋸刃状減少傾向が見られた。対照的に,氷コアのδ18Oの減少傾向はMIS5のTOCの増加傾向に対応していた。東アジアと北大西洋の気候変動の対比に対する最も考えられ得る説明は時間経過に伴う北極前縁の振動である。その他の古気候共通指標に対する日本海堆積物のTOC濃度の詳細な一致は,日本海における気温と生物生産性の因果関係が未知ではあるが,これら堆積物のTOC濃度が東アジア古気候の優秀な記録であることを意味している。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機地球化学  ,  第四紀 

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