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J-GLOBAL ID：201402251653935662   整理番号：14A0879204

イオンとグルコースのアムホテリシンBによって促進される脂質2重層中のコレステロールの存在下と不在下での輸送

Facilitated Transport of Ions and Glucose by Amphotericin B Across Lipid Bilayers in the Presence or Absence of Cholesterol

著者 (5件)： KAGOHASHI Hiroki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIRAI Osamu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KUBOTA Shintaro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KITAZUMI Yuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KANO Kenji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Electroanalysis  (Electroanalysis)
巻： 26  号： 3  ページ： 625-631  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： T0736A  ISSN： 1040-0397  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究で筆者らは,電解質としてのKClと非電解質としてのグルコースのレシチンからなる2重層脂質膜(BLM)透過能へのコレステロールの存在下と不在下でのポリエン系抗生物質の1つであるアムホテリシンB(AmB)の影響を全相中での電気的中和性と質量バランスを考慮してボルタモグラムの測定によって調べる。その結果,AmBは,キャリア型輸送体としてだけでなく,チャネル型輸送体としても機能することが明らかになった。イオンとグルコースのBLM中のAmB誘導輸送機構は,コレステロール含有系で時間と共に変動する一方で,コレステロールを含まない系で時間と共に変動しなかった。AmBは,はじめは輸送体として機能した後,コレステロールの存在下で時間と共に集合し,チャネルを形成する。これに対し,AmBは,コレステロールの不在下で,輸送体としてのみ機能する。しかし,コレステロールの不在下で,リポソームからのグルコースの流出が時間と共に減少した。水相外のAmB分子の集合が,そのモノマー濃度を低下させてリポソーム膜を通るグルコースの輸送を低減させると結論付けられる。

シソーラス用語： *脂質二分子膜 ,  *イオン ,  リポソーム ,  *イオン輸送 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  塩化カルシウム ,  レシチン ,  膜透過 ,  ステロール ,  脂環式アルコール ,  ヘキソース ,  アルドース ,  *生体内イオン輸送 ,  アミノ糖 ,  カルボン酸 ,  大環状化合物 ,  ラクトン ,  抗真菌薬 ,  架橋化合物 ,  ピラノシド ,  ヒドロキシ化合物 ,  マクロライド系抗生物質 ,  薄膜 ,  二分子層 ,  脂質膜 ,  層 ,  多分子層 ,  多層 ,  抗細菌薬 ,  抗微生物薬 ,  薬物
準シソーラス用語： アンホテリシン

分類 (2件)： 電極過程  (CB07040U) ,  脂質一般  (EB05010B)

物質索引 (3件)： アムホテリシンB ,  コレステロール ,  グルコース

タイトルに関連する用語 (7件)： イオン ,  グルコース ,  アムホテリシンB ,  促進 ,  脂質2重層 ,  コレステロール ,  輸送