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文献
J-GLOBAL ID:201402251764937257   整理番号:14A1297453

タンザニア,ウガラのサバンナチンパンジーにおける就寝場所の選択

Sleeping site selection by savanna chimpanzees in Ugalla, Tanzania
著者 (3件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 269-282  発行年: 2014年04月 
JST資料番号: X0725A  ISSN: 0032-8332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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タンザニア西部ウガラの乾燥疎開林地帯において1994年から2012年まで,チンパンジー(Pan troglodytes)による就寝場所の選択について調べた。本研究では488kmライントランセクト法を行った結果,トランセクトから垂直に30m以内にチンパンジーのベッド379個が記録された。トランセクトに沿った,新規および最近のベッドを含む60×60m2のコドラートとベッドの無いその他のコドラートを比較した結果,乾季および雨季どちらにおいてもベッド無しに比べてベッドのある面積が不釣り合いに大きい原因が常緑樹林にあることが示唆された。ウガラにおいてチンパンジーは,ライオン(Panthera leo)やヒョウ(Panthera pardus)と共存している。樹木が密集し林冠は高く閉鎖しているため,チンパンジーが森林で寝るのは肉食動物からの捕食リスクを軽減するためであると考えられた。乾季には,ベッドがあるコドラートの傾斜角度はベッドが無い場所に比べより急であった。しかし雨季ではベッドの無いコドラートに比べベッドのある場所の傾斜はより緩かった。加えて,森林から離れるにつれ見つかるベッドの数が減少した。ベッドと森林の距離は,雨季に比べ乾季でより短い値を示した。チンパンジーが森林内あるいは近く,および傾斜地で寝るのは,乾季の間傾斜地に沿った渓畔林にある水のプールのためであると考えられた。雨季では,ベッドのあったコドラートはベッドの無い場所に比べわずかに高い高度にあった;しかしながら,乾季ではその差は有意ではなかった。摂食する木においてあるいはその近くで見つかったベッドの数に,結実する時期との関連は認められなかった。チンパンジーによる就寝場所の選択は,捕食圧と乾燥疎開林地帯における水入手の可能性に影響されると思われた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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個体群生態学  ,  生態系 
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