文献
J-GLOBAL ID:201402252475072309   整理番号:14A0626258

緊急時の自力離桟操船に関するシミュレータ実験

著者 (2件):
資料名:
号: 131  ページ: 38-51  発行年: 2014年05月 
JST資料番号: L7720A  ISSN: 0911-5471  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本文では,Panamax Bulker,6000台積みPCCおよびモス型12.5万m3LNG船を供試船として,操縦運動数学モデルによるシミュレーション,操船シミュレータを用いた系統的な実験を行い,当該船舶の実海域における自力離桟の可能性について検討した。主要な結論は次のとおりである。1)従来から小型の1軸1舵船で行われている入船係留からの後退しながらの離桟操船法は,Panamaxクラスの外航商船の自力離桟に適用可能と考える。2)この操船法により,5m/s程度の向岸風で,主機と舵による自力離桟が出来る可能性がある。3)バウスラスタ装備船では,特に風力下で後退時の姿勢制御と回頭操船が比較的容易であり,操船所要時間を短縮することが可能である。また,バウスラスタ装備船では8m/s程度の向岸風で自力離桟が出来る可能性がある。4)船尾の振出し操船では,SpringとHeadLineにたるみを与えないようにすることが重要であり,また,適宜StopとAst.Eng.を使用して前進行き脚を抑え,Springに過度の張力を与えないようにする必要がある。5)風力下の加速旋回操船は,風下への圧流を考慮し,桟橋等の障害物から十分な距離を保って行う必要がある。また,その場回頭は右回頭を原則とし,風上に向けて行うのがよい。6)LNG船については,5m/s程度の向岸風で船首タグと主機,舵を使用して横移動操船が出来る可能性がある。7)また,バウスラスタ装備船では,スラスタと船尾タグにより8m/s程度の向岸風での離桟が可能と考えられ,操船所要時間の大幅な短縮が可能なことから,新規に建造を計画する船にあっては,スラスタの装備が望ましい。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の水上輸送・サービス 
引用文献 (4件):
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る