抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水素をエネルギー源として利用する上で水素貯蔵は重要な課題であり,様々なタイプの方法が開発されている。中でも水素貯蔵材料はその一つの解であるが,自動車用に利用しようとする際には高い水素重量密度が求められる。LiNH系材料がその候補として挙げられている。本研究においては,この系の材料の水素化挙動を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて調べた。LiNH
2粉末を入手し,熱処理によってLi
2NHにし,粉砕の後に1.0MPaの水素雰囲気中で200°C,10,100,200および2000分の水素化処理を行ないサンプルとした。これらのサンプルをTEM観察し,その結果に基づいて水素化機構を議論した。これにより,Li
2NHの水素化処理に伴い,LiH粒子がLiNH
2とLi
2NHの複合粒子の表面に形成することを見出し,Li
+とH
+の拡散過程を推察した。