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J-GLOBAL ID:201402253138727782   整理番号:14A1195399

黒穂病抵抗性に優れ多収の飼料用サトウキビ品種「しまのうしえ」の育成

New Forage Sugarcane Cultivar “Shimanoushie” with Smut Resistance and High Yield
著者 (13件):
資料名:
号: 62  ページ: 41-51  発行年: 2014年09月25日 
JST資料番号: Z0067A  ISSN: 1346-9177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「しまのうしえ」は農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した黒穂病抵抗性に優れ,収量性に優れる飼料用サトウキビ品種である。鹿児島県奄美地域および沖縄県を普及対象とする初めての飼料用品種である。本品種は黒穂病抵抗性に優れる製糖用品種「NiF8」を種子親,株出し能力に優れる多収の種間雑種系統「KRSp93-26」を花粉親とする交雑集団から,黒穂病抵抗性と株出し栽培での収量性を重視した選抜を経て育成された。奄美沖縄地域の栽培における最重要病害は黒穂病である。「しまのうしえ」の黒穂病抵抗性は製糖用の抵抗性品種「NiF8」と同程度の“強”であり,既存の飼料用品種「KRFo93-1」の“中”より優れる。また,「しまのうしえ」は株出し能力が高く,年間生草収量,年間乾物収量は「KRFo93-1」と同程度であり,「NiF8」や暖地型牧草のローズグラスよりも高い。インビトロ乾物分解率で評価した「しまのうしえ」の消化性は「KRFo93-1」と同程度である。以上のように「しまのうしえ」は黒穂病抵抗性に優れ,多収が得られることから,奄美沖縄地域における粗飼料生産性の向上に寄与することが期待される。(著者抄録)
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分類 (3件):
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糖料作物  ,  粗飼料  ,  作物の品種 

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