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J-GLOBAL ID：201402253307546679   整理番号：14A0134901

実物大航空機の翼と水平尾翼表面におけるスピン誘起動的空気流の状態

Spin induced aerodynamic flow conditions on full-scale aeroplane wing and horizontal tail surfaces

著者 (2件)： HOFF R. I. (Brunel Univ., Middlesex, GBR) ,  GRATTON G. B. (Brunel Univ., Middlesex, GBR)
資料名： Aeronautical Journal  (Aeronautical Journal)
巻： 117  号： 1198  ページ： 1207-1231  発行年： 2013年12月 
JST資料番号： C0342A  ISSN： 0001-9240  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： きりもみ航空機の回転運動による主翼と尾翼面の動的空気流条件をBrunel飛行安全研究所の実物大きりもみ飛行研究プログラムで検討した。Slingsby Firefly研究機には,翼に煙用ブーム,右翼と水平尾翼にウールタフを取り付けた。煙によって翼の流れ状態,特に翼上面渦の生成と発展および発生渦の崩壊の可視化ができる。この動的空気流構造が研究機独特であるかどうかを検討するため別の軍用練習機Saab Safirで飛行試験を行い比較した。きりもみに入るときに翼上面渦からの乱流伴流が尾翼に衝突する。外側上部翼面上の流れ構造が航空機の回転運動によって加速がさらに付加されると仮定できる。この付加加速度はCoriolis力,遠心力およびEuler加速度である。さらにきりもみに入った時の急激な操縦桿の軽さおよびきりもみ回復に必要な操縦桿押し付け力の増加は,水平尾翼上の流れ状態の観察された変化に対応する。水平尾翼上部と下部の圧力差は,差圧センサで測定され,結果は可視化流れ状態およびNASAの風洞試験結果との両方に一致している。

シソーラス用語： 条件 ,  自由落下 ,  動的空気力 ,  *流れ構造 ,  表面 ,  飛行試験 ,  *尾翼 ,  Coriolisの力 ,  回転 ,  流れの可視化 ,  構成
準シソーラス用語： *スピン【航空機】 ,  渦形成 ,  回転運動 ,  水平尾翼 ,  操縦桿 ,  翼面 ,  流れ条件

分類 (1件)： 航空機の運動性・安定性・操縦性  (QK02040A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 航空機 ,  翼 ,  スピン ,  誘起 ,  空気流