抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1993年から2012年までの三河湾における赤潮発生状況及び水質環境の変化を調べた。鞭毛藻類の赤潮発生延べ日数が多かった1993年から2005年までの期間と鞭毛藻類の赤潮発生延べ日数が少なかった2006年から2012年までの期間について,赤潮発生状況や水質環境を比較した。鞭毛藻類の赤潮発生延べ日数が多かった期間に比べ延べ日数が少なかった期間は,全種類の赤潮発生延べ日数が195.8日/年から143.1日/年に有意に減少し,クロロフィルaも18.3μg/Lから12.7μg/Lへと有意に減少していた。この減少要因についてTPの減少と摂食圧の増加の2つが考えられたが,アサリ漁獲量の増加傾向やアサリの摂食圧の計算結果から,赤潮とクロロフィルaの減少は摂食圧の増加が主因であると推察された。(著者抄録)