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J-GLOBAL ID:201402253978438722   整理番号:14A0055208

下刈り省略とその後の除伐がスギ挿し木クローンの成長に及ぼす影響

Effect of Non-weeding and Subsequent Improvement Cutting on the Growth of Cryptomeria japonica Clones.
著者 (6件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 305-311  発行年: 2013年12月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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無下刈による雑木からの被圧と除伐を経たスギ挿し木クローンの樹高と根元直径の成長を,階層ベイズモデルで解析した。モデルは成長式の微分型を基に,応答変数を年間成長量,説明変数を期首サイズ,被圧指数とその係数および除伐後の個体の無被圧個体に対する成長量の割合で構成した。各要因に平均値としての固定効果とクローンの変量効果を含めた。被圧指数は,対象木から半径R以内かつその樹高に対する相対高β以上の雑木の梢端を見上げる受光角の和とした。偏差情報基準(DIC)の結果から,Rとβはそれぞれ1.5mと0.75とした。推定した固定効果から,根元直径の成長は樹高よりも雑木による被圧を受けやすく,除伐後の回復が速い傾向がみられた。クローンの変量効果から,両形質で成長曲線の初期勾配および最大サイズにクローン間差がみられた。樹高成長は落葉樹による被圧に対する反応と解除後の回復の速さにクローン間差がみられたが,根元直径には認められなかった。クローンごとの初期勾配と成長回復の速さの間に弱い正の相関がみられた。以上から,下刈り省力化に向くクローンの特性について議論した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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森林保育  ,  数値計算 
引用文献 (15件):
  • Crawley MJ (2005) Statistics: An introduction using R. Wiley
  • 平岡裕一郎・佐々木峰子・岡村政則・藤澤義武 (2003a) スギ無下刈り試験経過報告. 平成13年度林木育種センター年報: 76-78
  • 平岡裕一郎・佐々木峰子・岡村政則・藤澤義武 (2003b) スギ無下刈り試験経過報告 (II). 平成14年度林木育種センター年報: 79-81
  • 平田令子・伊藤 哲・山川博美・重永英年・高木正博 (2012) 造林後5年間の下刈り省略がヒノキ苗の成長に与える影響. 日林誌 94: 135-141
  • 久保拓弥 (2009) 最近のベイズ理論の進展と応用[I] 階層ベイズモデルの基礎. 電子情報通信学会誌 92: 881-885
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