抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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M2M(Machine to Machine)とは,機器間の通信を意味する。つまり,人間の介在無しに機器同士がコミュニケーションをして動作するシステムである。M2Mの本質は,オートメーションによる生産性の向上と付加価値の創出にある。スマート化を図るためには,消費電力,物流,位置,環境,部品などの多様なデータを,センサや産業施設から収集し,これらを有機的に統合し,社会基盤の効率化および高度化を目指す。本稿では,さまざまな分野におけるM2Mの現状と活用について紹介する。(1)M2Mネットワーク:M2Mを実現するために,M2Mディバイス,M2Mエリアネットワーク,M2Mゲートウェイなどから構成される。(2)情報流の価値:火災報知器とガスの元栓,冷蔵庫・洗濯機・照明,自動車,サードパーティ機器との連動など。(3)さまざまな分野での情報流:1)モバイルヘルス,2)農業でも気温,湿度,炭酸ガス濃度,光強度,エネルギー管理,出荷量データ,市場価格など。(3)情報流と社会イノベーション:M2Mによる生産効率アップ,流通コストの低減,省エネルギー化などにより,国際的競争力も回復可能である。