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J-GLOBAL ID：201402254167468245   整理番号：14A0247308

薄型テレビ市場におけるオーバーシュートの実証分析

Identifying technological overshooting: Empirical research on the Jepanese flat-screen TV market

著者 (1件)： 塩谷剛 (機械振協)
資料名： 経営行動科学  (Japanese Journal of Administrative Science)
巻： 26  号： 3  ページ： 189-200  発行年： 2013年12月31日 
JST資料番号： L6850A  ISSN： 0914-5206  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2006年から2010年までの日本の薄型テレビ市場を対象に,近年,コモディティ化の原因の1つとされている製品の機能次元におけるオーバーシュートの有無について,ヘドニック・アプローチを用いた実証分析を行った。具体的には,まず,関連研究をレビューし,オーバーシュートの定義(製品の機能・スペックの向上が顧客の効用に影響を与えないのに,その機能・スペックに過度の競争が行われる現象)について論じ,オーバーシュートの有無の検証方法を検討した。次いで,日本の薄型テレビ市場について概観し,本研究で用いる,消費者の製品機能に関する限界効用を推定するヘドニック・アプローチの理論的基礎について説明し,実証分析に用いるデータとその推計方法について述べた。さらに,分析結果に基づいて,日本の薄型テレビ市場においてオーバーシュートが確認されなかったことを示し,その原因を考察するとともに,本研究のインプリケーションと今後の課題に言及した。

シソーラス用語： *テレビジョン受像機 ,  フラットパネルディスプレイ ,  市場 ,  *オーバシュート ,  *製品開発 ,  製品品質 ,  競争 ,  改変 ,  *費用効果分析 ,  市場戦略 ,  価格 ,  仕様 ,  効用関数 ,  回帰分析 ,  経済分析
準シソーラス用語： コモディティ化 ,  国内市場 ,  市場価格 ,  市場競争 ,  *市場動向 ,  実証分析 ,  製品差別化 ,  *製品仕様 ,  *薄型テレビ ,  *ヘドニックアプローチ

分類 (2件)： マーケティング一般  (KA06010L) ,  テレビジョン受像機  (ND12033V)

引用文献 (26件)：

• 薄型テレビ市場についての記述にあたっては以下を参照にした。・マキノ出版社編 特選街 マキノ出版.・GfK Marketing Services Japan Ltd ホームページ. http://www.gfkjpn.co.jp
• 安部義彦・池上重輔2008日本のブルー・オーシャン戦略ファーストプレス.
• Berry, S. 1994 Estimating discrete choice models as product differentiation, RAND Journal of Economics, 25, 242-262.
• Berry, S., Levinsohn, J. & Pakes, A. 1995 Automobile prices in market equilibrium, Econometrica, 63, 351-381.
• Christensen, C. M. 1997 The innovator's dilemma: When new technologies cause great firms to fail. Harvard Business School Press, Boston, MA.

タイトルに関連する用語 (4件)： 薄型テレビ ,  市場 ,  シュート ,  実証分析