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J-GLOBAL ID:201402254535092455   整理番号:14A1490568

水和Fe+錯体の支配的な構造に対する温度効果 Fe+(H2O)n (n = 3-8)に関する赤外分光およびDFT計算

Temperature effects on prevalent structures of hydrated Fe+ complexes: Infrared spectroscopy and DFT calculations of Fe+(H2O)n (n = 3-8)
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巻: 141  号: 21  ページ: 214307-214307-10  発行年: 2014年12月07日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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三重の四重極質量分析計のレーザ蒸発クラスタ源に水和Fe+イオンが生成された。Fe+(H2O)n (n = 3-8)錯体が質量選別され,OH-伸縮領域の赤外(IR)光解離分光法でプローブした。密度汎関数理論(DFT)計算も行い,実験IRスペクトルの解析と,低準位異性体の熱力学量を評価した。Fe+への直接配位に替わるH-結合を通じる溶媒和が,既にn = 3で観測され,2つのH2O分子をもつ第1水和シェルの完成を示唆している。n = 5-7に関するスペクトルのサイズ依存変動は,n = 6での第2のシェルの完成の証拠を与える。そこでは,直線的に配位したFe+(H2O)2サブユニットが4つのH2O分子と溶媒和する。n = 3-8に対する全体的なスペクトルの特徴は,2配位構造に対して予測されたものによく一致する。DFT計算では,そのような2配位構造は小さなnではエネルギー的に最低になることを予測している。しかしながら,n = 7と8に関しては4配位異性体がより安定であると予測され;そのエネルギー順番はIR分光の観測と矛盾する。温度の関数としての自由エネルギーの検討により,暖かい温度での異性体の順番は,0 K近傍での順番とは異なり得ることを示している。n = 7と8に関しては,4配位異性体が,エンタルピーが低温で最低になるので観測されるはずである。一方,2配位構造における外側のシェルの水はよりゆるく結合しており;それらのエンタルピーへの寄与はかなり大きい。2配位構造は,そのエンタルピー効果により,温かい温度ではより存在度が高くなる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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錯体の赤外・Ramanスペクトル(分子) 

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