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J-GLOBAL ID:201402254623987667   整理番号:14A1397443

発情休止期雌ヒツジの黄体形成ホルモン分泌および神経活性に及ぼす雄ヤギ毛由来の抽出物曝露の影響

Effects of Exposure to Male Goat Hair Extracts on Luteinizing Hormone Secretion and Neuronal Activation in Seasonally Anestrous Ewes
著者 (9件):
資料名:
巻: 76  号: 10  ページ: 1329-1337 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0905A  ISSN: 0916-7250  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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発情休止期のヒツジおよびヤギの雌に,雄またはその毛を曝露すると,ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)信号が活性化され,黄体ホルモン(LH)分泌を促進する。性的に成熟した雄が放出するフェロモンが,この雄性効果の初期的な役割を担うと考えられる。本研究では,先ず雌に及ぼす雄フェロモンの効果を確認した。発情休止期のSt.Croix雌ヒツジに,Shibaヤギの雄および去勢雄(対照群)の毛由来の抽出物を曝露した。雄の毛由来の抽出成分は,対照群に比べ顕著にLH分泌を増加させることから,ヤギとヒツジの種間でも雄フェロモン活性が有効であることを示した。雄ヤギの毛由来の抽出成分をフェロモン原として,雌フェロモンの信号伝達に関わる神経経路を解明するために実験を行った。雌ヒツジに雄ヤギ由来の抽出成分または対照成分を曝露し,2時間後に屠殺した。神経活性化マーカーであるc-Fos発現を,免疫組織化学的に検証した。対照群と比べ雄ヤギ由来の抽出成分を曝露した雌ヒツジの,補助嗅球および扁桃中心などのじょ鼻系さらに弓状核で,c-Fos発現が顕著に増加していた。雄ヤギ由来の抽出成分に起因するc-Fosの顕著な増加は,主要嗅球では確認されない。この結果から,雌ヒツジのフェロモンにおける神経系の信号伝達は,雌ヒツジの活性化した領域を通してGnRH信号発生装置に伝達されることを明らかにした。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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羊,山羊 
引用文献 (52件):
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