文献

J-GLOBAL ID：201402254781972847   整理番号：14A1027676

光起電力応用のための有機ハロゲン化物鉛ペロブスカイト

Organohalide lead perovskites for photovoltaic applications

著者 (4件)： GAO Peng (Swiss Federal Inst. Technol., Lausanne, CHE) ,  GRAETZEL Michael (Swiss Federal Inst. Technol., Lausanne, CHE) ,  NAZEERUDDIN Mohammad K. (Swiss Federal Inst. Technol., Lausanne, CHE) ,  NAZEERUDDIN Mohammad K. (King Abdulaziz Univ., Jeddah, SAU)
資料名： Energy & Environmental Science  (Energy & Environmental Science)
巻： 7  号： 8  ページ： 2448-2463  発行年： 2014年08月 
JST資料番号： W2306A  ISSN： 1754-5692  CODEN： EESNBY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本ミニレビューでは,研究中の取捨選択されたクラスの材料,ハイブリッド酸化物/ハロゲン化物ペロブスカイト,を時系列に従って解明し,材料科学および装置工学の観点から太陽電池におけるその応用に関する最先端の状況に光を当てた。これらのハイブリッドペロブスカイトの利用は,溶液加工性や光学的性質可同調性のような有機化合物の利点,および高電荷移動度や大きな吸収係数のような無機結晶性半導体の利点の両者を提供する。その様な’すごく安く’かつ容易に入手可能な材料が太陽電池の運転に必要とされる3種類の基本タスク,すなわち,光吸収,キャリア生成,および両極性輸送の全てを実行することができるというのは滅多にない。これら全ての利点の独自の組合せは,ここ2年間の間フィールドブレイクスルーを意味しており,新規な装置の配置がペロブスカイト電池の先駆におけるごくわずかの割合から19%上回るまでの性能を記録するまでに導き,従来型色素増感型および有機薄膜太陽電池を大きく引き離し,またコスト効率の良い太陽エネルギー生産の可能性を秘めることを可能にしている。また,既知のペロブスカイト吸収体の形態(厚みおよび均一性)を更に最適化し,より高い移動度および5eVを超えるHOMOをもつ一層良好な正孔輸送材料(HTM)を見出すことに加えて,ペロブスカイトの原子論的改質の可能性についてもちょっと立ち寄ることができる。ペロブスカイト系太陽電池の一つの欠点は,鉛の使用であるので,Pb²⁺をSn²⁺,Cu²⁺あるいはFe²⁺のような毒性の少ない元素に置き換える動きがある。

シソーラス用語： *有機ハロゲン化合物 ,  *灰チタン石 ,  *光電池 ,  太陽電池 ,  酸化物 ,  ハロゲン化物 ,  加工性 ,  光学的性質 ,  性質 ,  キャリア移動度 ,  吸収係数 ,  *光吸収 ,  *キャリア生成 ,  太陽エネルギー ,  カチオン ,  双極子モーメント ,  吸収体 ,  形態 ,  移動度 ,  HOMO ,  *鉛化合物 ,  *金属イオン ,  光起電力 ,  *鉛イオン ,  有機カチオン
準シソーラス用語： *ペロブスカイト【CaTiO3】 ,  可同調性 ,  *光起電力電池 ,  電荷移動度 ,  *有機ハロゲン化物

分類 (3件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  電池一般  (YB04010O) ,  光伝導,光起電力  (BM03050J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 光起電力 ,  応用 ,  有機ハロゲン化物 ,  鉛 ,  ペロブスカイト