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J-GLOBAL ID:201402255511731933   整理番号:14A1149105

中部日本,濃尾平野南西部の帯水層系内の被圧地下水の塩性化過程に対する塩素安定同位体の痕跡

Chlorine stable isotope evidence for salinization processes of confined groundwater in southwestern Nobi Plain aquifer system, central Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 519  号: Part A  ページ: 295-306  発行年: 2014年11月27日 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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現代の海水から分離された被圧帯水層系は,南西部濃尾平野(SWNP)における鮮新世-完新世時代の粘土質海洋および淡水堆積物内で発達している。内陸伊勢湾の海岸線から延びる汽水性被圧地下水の舌(Cl->1000mg/l)は,大部分で-0.90‰~0.21‰の塩素37値を有する。これらは一方で,全Cl-濃度或いは硫黄34値のいずれかと相関せず,Cl同位体組成は,硫黄34値によるRayleigh蒸留モデルで判別された古海水Cl-濃度と負相関している。更に,現代の海水によるCl-濃度は塩素37値と正相関した。これらの観測に加えて,拡散モデルの計算は,古海水Cl-は粘土質の海洋堆積物から拡散したことを示唆し,現代海水のCl-は,これが非被圧帯水層と非揚水井の両方を介した移流によって移行しているので,塩素同位体の優先的拡散の影響を受けていない事を示唆した。また,汽水地下水の特徴は,海水と淡水の単純な混合から予測される値と比較して,Na/CL比の過剰及びMg/ClとCa/Cl比の不足であった。これは,多分,地下水は古海水及び/或いは現代海水両方による塩水化後に淡水化された被圧帯水層系における陽イオン交換反応によって起されたと思われる。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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地下水学 

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