抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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界面前進凍結濃縮法は,液状食品を濃縮する上で加熱蒸発法や膜濃縮法と比較して,香りと味を損なうことなく同時に濃縮できる点で優れている。また,従来の凍結濃縮法(懸濁結晶法)と比較しても,小規模化が可能で,処理時間も短く,濃縮液を副産物の氷から容易に分離できる点で優れている。そこで,本研究では,清酒の差別化,多様化を図ることを目的に,界面前進凍結濃縮法を用いて中小の酒造企業へも導入可能な低コストで短時間かつ少量でも処理可能な装置の開発に向けた小型実験装置の試作を行い,清酒の濃縮の可能性について検討を行った。その結果,試料と冷媒との温度差を一定に保持しながらゆっくり冷却させる方法で,アルコール15%程度の清酒から20%以上の濃縮酒を得ることができることを見出した。(著者抄録)