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J-GLOBAL ID：201402255729065641   整理番号：14A0055586

カンキツ産業の明日を考える 生物の多様性を維持するカンキツの管理技術

著者 (1件)： 望月雅俊 (農業技術研究機構 果樹研)
資料名： 果実日本
巻： 69  号： 1  ページ： 71-75  発行年： 2014年01月15日 
JST資料番号： L0963A  ISSN： 0913-8242  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カンキツ園の病害虫雑草防除と生物多様性の関係を考察した。園地の昆虫,クモ類およびダニ類なの天敵の多様性を維持するためには,病害虫防除は慣行または慣行の半分程度行ってよいが,下草は維持しておく必要がある。下草としてナギナタガヤまたはバミューダグラスを維持すると,ミカンハダニの天敵であるミヤコカブリダニや昆虫捕食者のクモ類が維持される。ただし,果樹の株元が下草で覆われると,養水分競合とゴマダラカミキリによる被害の問題が生じる恐れがある。チャノキイロアザミウマの防除には,殺虫剤の代わりに炭酸カルシウム微粉末剤を利用すれば,ハダニ類やカイガラムシ類の天敵を維持できる。

シソーラス用語： *ミカン科 ,  病害防除 ,  害虫防除 ,  雑草防除 ,  *生物多様性 ,  天敵 ,  草本 ,  クモ類 ,  ダニ類 ,  ウシノケグサ属 ,  バミューダグラス ,  ミカンハダニ ,  捕食者 ,  カミキリムシ科 ,  チャノキイロアザミウマ ,  炭酸カルシウム ,  カイガラムシ類 ,  果樹園 ,  *総合防除
準シソーラス用語： ゴマダラカミキリ ,  ナギナタガヤ ,  ミヤコカブリダニ ,  下草 ,  柑きつ

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  生物的防除  (FC05030B)

タイトルに関連する用語 (4件)： カンキツ ,  産業 ,  生物 ,  多様性