抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京オリンピックの開会式が行われる国立競技場は,収容人員が8万人になると報告されている。競技場へのアクセスは,主に3路線ある。しかし,開会式や人気競技の開催時には,相当の混雑が予想される。このような多くの人が利用する大型施設において,人の流れを解析することは,1)事前の混雑状況の検討,2)混雑緩和方策の検証,3)災害時の避難誘導方法の立案など,安全にオリンピックを運営・開催するための重要な要件である。特にオリンピックでは,地理や標識・言語に不慣れな外国人が多く含まれる。このための標識・誘導方式の検討も必要となる。これらを実施するためには,人の流れを計測する技術,解析する技術が必要である。リアルタイムで混雑を解消するには,人を誘導する技術も必要である。本稿は,これらの必要な技術を解説するとともに,適用事例としてロンドンオリンピック,霞が丘陸上競技場,花火大会の事例を紹介した。