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J-GLOBAL ID：201402256612676891   整理番号：13A1951871

D₂のν2変角領域におけるN₂-D₂及びOC-D₂O錯体の赤外スペクトルとトンネリング動力学

Infrared spectra and tunneling dynamics of the N₂-D₂O and OC-D₂O complexes in the v₂ bend region of D₂O

著者 (5件)： ZHU Yu (Coll. of Physical Sci. and Technol., Central China Normal Univ., Wuhan 430079, CHN) ,  ZHENG Rui (Coll. of Physical Sci. and Technol., Central China Normal Univ., Wuhan 430079, CHN) ,  LI Song (Coll. of Physical Sci. and Technol., Central China Normal Univ., Wuhan 430079, CHN) ,  YANG Yu (Coll. of Physical Sci. and Technol., Central China Normal Univ., Wuhan 430079, CHN) ,  DUAN Chuanxi (Coll. of Physical Sci. and Technol., Central China Normal Univ., Wuhan 430079, CHN)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 139  号： 21  ページ： 214309-214309-6  発行年： 2013年12月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高速掃引波長可変ダイオードレーザ分光計を用いての超音速スリットジェット膨張において,D₂のν2変角領域におけるN₂-D₂及びOC-D₂O錯体の振動回転赤外スペクトルを測定した。a型及びb型両方の遷移を二つの錯体に対して認めた。全遷移は錯体内の重水のトンネリングにより二重分裂する。トンネリング分裂はKa=0とKa=1が同一であると仮定して,各トンネリング状態のバンドオリジン,全3種の回転及び数種の歪定数は基底及び励起振動状態におけるN₂-D₂,並びに励起振動状態におけるOC-D₂Oそれぞれに対して決定された。OC-D₂Oの平均バンドオリジンはD₂単量体のν2バンドのそれから2.241cm^-1だけ青方偏移(N₂-D₂Oに対して1.247cm^-1と比較)する。基底状態におけるN₂-D₂Oのトンネリング分裂は0.16359cm^-1で,OC-D₂Oのそれの約5倍である。トンネリング分裂は,D₂O変角振動の励起によりN₂-D₂Oに対して26%,OC-D₂Oに対して23%だけ減少し,励起振動状態でトンネリング障壁が増大することを示す。トンネリング分裂は強い分子内振動励起への強い依存性と量子数Kaの弱い依存性を示す。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 重水素化合物 ,  二原子分子 ,  変角振動 ,  窒素化合物 ,  一酸化炭素 ,  *分子化合物 ,  *赤外スペクトル ,  トンネル効果 ,  スペクトル線分裂 ,  励起状態 ,  振動準位 ,  青方偏移 ,  回転遷移 ,  量子数 ,  *振動回転スペクトル
準シソーラス用語： トンネリング ,  振動状態

分類 (3件)： 非金属化合物  (CD01070R) ,  錯体の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06034J) ,  分子化合物  (CE02000C)

タイトルに関連する用語 (6件)： N2 ,  D2O ,  錯体 ,  赤外スペクトル ,  トンネリング ,  動力学