抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
金属材料を用いたマイクロマシン,ナノデバイス量産を目的として,成形加工用材料として超塑性材料,とくにアモルファス合金の優位性を利用した形状転写加工技術を紹介した。まずナノ・マイクロ成形用材料の現在の問題点とその評価法を概観した。次いで,ナノ・マイクロ超塑性成形用金型創製法を加工形状寸法と加工単位(結晶粒径)との関係で整理した。その上で半導体加工技術と機械加工技術を組合せたハイブリッド加工技術の最適化の必要性を指摘した。更に,上述金型創製法に加えナノ・マイクロ成形用加工装置の試作例を示し,成形特性の把握と支配要因の解析を行って成形加工技術の確立事例を示した。応用例として,モジュール100μmのマイクロ2段歯車,Φ2.4-0.9mmのマイクロギヤードモータの開発事例を示した。またナノインプリント応用例として回折光学素子,次世代超高密度磁気記録媒体(パターンドメディア)を示した。更にマイクロ部品加工のための手のひらサイズのマイクロファクトリーを紹介し,その発展を期待した。マイクロ塑性加工技術はシリコン加工プロセスに比して,設備とプロセスが簡単で高効率量産加工が容易故次世代ナノ・マイクロデバイスの主要な製造技術として期待されている。