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J-GLOBAL ID:201402256982657039   整理番号:14A0326277

ナノ秒のマイクロプラズマ撹拌により誘導された神経幹細胞の選択的な神経分化

Selective neuronal differentiation of neural stem cells induced by nanosecond microplasma agitation
著者 (11件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 387-399  発行年: 2014年03月 
JST資料番号: U7041A  ISSN: 1873-5061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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幹細胞の治療応用および研究応用のための極めて重要な段階は,幹細胞の特異的な細胞タイプへの分化能である。神経細胞は,神経変性疾患および中枢神経系(CNS)の外傷性損傷の治療に関して非常に興味深いが,これらの細胞の生成に向けた努力の成果はささやかな成功にとどまっている。新しいアプローチを見出す試みの中で,大気圧室温マイクロプラズマジェット(MPJ)は,in vitroにおいて神経幹細胞(NSC)を主として神経細胞系に効果的に分化させることが分かった。MPJで処理したマウス神経幹細胞(C17.2-NSC)では急速な増殖と分化を示し,長い神経突起と細胞体が認められ,最終的に神経細胞ネットワークが形成された。MPJは-75%のNSCのニューロンへの分化を調節し,これは一般的なタンパク質ベースおよび成長因子ベースの分化よりも高効率であった。NSCを量子化したマイクロプラズマ弾に一過性(-150ns)に曝露すると,β-Tublin III(ニューロン)およびO4(オリゴデンドロサイト)などの異なる細胞系統マーカーの発現が上方制御されたが,GFAP(星状細胞)の発現は変化しないことが,定量的PCR,免疫蛍光顕微鏡法およびウエスタンブロットアッセイにより明らかになった。プラズマで増加した一酸化窒素(NO)の産生が,NSCの運命の選択と分化およびその後の軸索成長における因子であることが示された。分化したNSCは成熟し,主にコリン作動性の運動ニューロンの子孫細胞が生成した。初代ラットNSCをマイクロプラズマに曝露すると,極めて類似した分化効果につながることも示された。これにより,観察された効果は一般的で,他のタイプの神経前駆細胞に適用できる可能性が示唆された。NSCをニューロンに選択的に分化させるためのこの新しいin vitro戦略の応用は,望ましいNSC派生細胞の再現性のある効率的な産生に向けたステップである。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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発生と分化  ,  神経系一般  ,  細胞・組織培養法 

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