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J-GLOBAL ID:201402257188515277   整理番号:14A0469101

保存処理された木材の14C年代測定を目的としたPy-GC/MSの活用

著者 (4件):
資料名:
巻: 25  ページ: 152-155  発行年: 2014年03月 
JST資料番号: L6761A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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遺跡出土木材の保存処理では,ポリエチレングリコール(PEG)のような有機高分子化合物などを用いて,木材中の水分を常温常圧下で安定な物質に置き換える。このような保存処理された木材の14C年代測定を行うには,PEGなどの保存薬剤の除去が必要である。遺跡出土木材と同条件でPGE処理を行った木材に各種の洗浄方法を試したこれまでの研究では,PEGの約1~2%の残存が確認されており,保存処理した木材の14C年代測定には薬剤の残存度の計測が重要となる。本研究では,Py-GC/MSを用いて木材中に存在するPEGの定量分析を試みた。まずPEG及び木材の熱分解生成物の確認を行い,PEGの検出基準としてm/z45,RT24:09のパイログラムに着目した。次にPEGを溶解した水溶液を木材に添加して異なるPEG濃度を持つ木材試料を作成し,Py-GC/MSを行ってパイログラムのピーク面積から検量線を作成した。PEG濃度とピーク面積には正の相関がみられた。しかし,洗浄処理後に約2%のPGEが残存する木材試料のPy-GC/MSで得られたピーク面積からこの検量線によりPEG濃度を算出すると1%と見積られ,本来の残存量と約1%のズレが確認された。今後はこのズレの原因を明らかにして,最適な測定条件を検討する必要がある。
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分類 (2件):
分類
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有機地球化学  ,  有機化合物の物理分析 
タイトルに関連する用語 (6件):
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