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J-GLOBAL ID：201402257637715529   整理番号：14A0896697

既設吊橋に適用するケーブル併用制震すべりシステムの研究

STUDY ON NEW SEISMIC CONTROLLED SYSTEM USING ELASTIC CABLES, SEISMIC DAMPERS AND SLIDE BEARINGS FOR THE EXISTING SUSPENSION BRIDGE

著者 (7件)： 松田哲夫 (西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社) ,  松田泰治 (熊本大学大学院) ,  今村壮宏 (西日本高速道路株式会社) ,  坂田裕彦 (西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社) ,  宇野裕惠 (オイレス工業株式会社 免制震事業部) ,  松田宏 (株式会社ドーユー大地 埼玉支社) ,  打越丈将 (JIPテクノサイエンス株式会社 大阪テクノセンタ)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 70  号： 4  ページ： I.469-I.486 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 既設吊橋の床組縦桁では,伸縮部からの漏水による損傷や活荷重の過積載と増加に起因して疲労損傷が顕在化している.この対策として,支承部のすべり機能および回転機能の確保と床組縦桁の連続化が有効である.連続化後の支承は,常時,風時および地震時に橋軸方向の移動が拘束されないように可動とし,床組縦桁・床版を補剛トラスから独立させて,床組縦桁・床版の慣性力を主塔とアンカレッジに受け持たせる.このため,床組縦桁端を主塔およびアンカレッジ部に制震ダンパーで連結し,地震時挙動を制御する.さらに,常時状態および地震時の挙動を安定させるために,床組縦桁端部と主塔およびアンカレッジとの間に弾性固定ケーブルを設置する.本論文では,ケーブル併用制震すべりシステムによる連続桁化と耐震性能について述べる.(著者抄録)

シソーラス用語： *吊橋 ,  防振 ,  *制振構造 ,  床組 ,  橋桁 ,  橋梁支承 ,  疲れ損傷 ,  ダンパ ,  ケーブル ,  トラス ,  弾性 ,  固定 ,  連続化 ,  *耐震性 ,  耐震補強 ,  耐震解析 ,  動的解析
準シソーラス用語： 滑り支承 ,  床組縦桁 ,  制振 ,  制振ダンパ ,  *耐震化 ,  耐震改修 ,  弾性固定ケーブル ,  疲労損傷

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (8件)：

• 西川孝一,吉塚守,坂手道明,野中哲也,岩村真樹 :長大吊橋の大地震時非線形挙動に関する研究,構造工学論文集,Vol.52A,2006.
• 今村壮宏,松田哲夫,岩崎雅紀,貝沼重信:関門橋の補修におけるFEM解析の適用事例,第15回鋼構造と橋に関するシンポジウム論文報告集,2012.
• 大石義成,松田泰治,松田哲夫,宇野裕惠,今村壮宏,山下恭敬,松田宏,打越丈将:吊橋床組の縦桁連結構造に関する検討,土木学会第68回年次学術講演会講演概要集,pp.539-540, 2013.
• 松田宏,松田泰治,今村壮宏,山下恭敬,松田哲夫, 大石義成,宇野裕惠,打越丈将:吊橋床組の連続化に関する検討,土木学会第68回年次学術講演会講演概要集,pp.553-554, 2013.
• (社)日本道路協会:道路橋示方書・同解説Ⅴ耐震設計編,2012.

タイトルに関連する用語 (6件)： 吊橋 ,  ケーブル ,  併用 ,  制震 ,  すべり ,  研究