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J-GLOBAL ID：201402259564888244   整理番号：14A1477844

大気汚染粒子への曝露による酸化ストレス及び炎症で生じたDNA損傷

Oxidative stress and inflammation generated DNA damage by exposure to air pollution particles

著者 (11件)： MOLLER Peter ,  DANIELSEN Pernille Hogh ,  KAROTTKI Dorina Gabriela ,  JANTZEN Kim ,  ROURSGAARD Martin ,  KLINGBERG Henrik ,  JENSEN Ditte Marie ,  CHRISTOPHERSEN Daniel Vest ,  HEMMINGSEN Jette Gjerke ,  CAO Yi ,  LOFT Steffen
資料名： Mutation Research. Reviews in Mutation Research  (Mutation Research. Reviews in Mutation Research)
巻： 762  ページ： 133-166  発行年： 2014年10月 
JST資料番号： W2381A  ISSN： 1383-5742  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粒子状物質(PM)による酸化的損傷DNAの生成は,活性酸素種(ROS)及び炎症の産生を介して発生すると仮定される。大気汚染粒子を研究する種々の実験系におけるROS産生,炎症及び酸化的損傷DNAを比較することにより,この仮説を研究した。大気汚染粒子への曝露が,ヒト由来の循環血液細胞及び尿における酸化的損傷核酸塩基レベルの上昇と関係することを示す実質的証拠が存在し,同一PMに曝した培養細胞における遺伝毒性レベルの上昇の知見により裏付けられる。炎症は培養細胞及び動物モデルにおいて最も顕著であり,酸化的損傷DNAレベルの上昇はヒトの炎症よりも顕著であった。無細胞条件,培養細胞,動物及びヒトの種々の実験系にわたって,種々の場所(空間可変性),時間(時間可変性)あるいは粒子サイズ画分で試料採取したPMと関連した影響に対応する可変性を示す不一致データベースが存在する。それにもかかわらず,種々の場所あるいは時間に試料採取したPMの遺伝毒性,炎症及び酸化ストレスポテンシャルにおいて,相当な変動が存在する。微小大気汚染粒子はより大きな粒子よりも有害であるようには思われず,金属及び有機化合物などの成分もまたPM生成酸化ストレス及び炎症に対する重要な決定因子であるとの考えと一致する。結果はさらに,PM仲介ROS産生が炎症の発生に関与し,活性化炎症細胞がそのROS産生を上昇させることを示す。所見は,大気汚染粒子が酸化ストレス及び炎症の環境を促進することにより酸化的損傷DNAを生成することを示した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *大気汚染物質 ,  *酸化ストレス ,  *炎症 ,  *DNA損傷 ,  *粒子 ,  汚染監視 ,  環境モニタリング ,  肺炎 ,  活性酸素 ,  実験動物 ,  ヒト ,  培養細胞 ,  無細胞系 ,  バイオマーカー ,  DNA鎖切断 ,  肺 ,  粒度 ,  核酸塩基 ,  コメットアッセイ
準シソーラス用語： バイオモニタリング ,  全身性炎症 ,  *大気汚染粒子 ,  動物モデル ,  肺組織 ,  粒子状物質

分類 (2件)： 大気汚染一般  (SB03010B) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 大気汚染 ,  曝露 ,  酸化ストレス ,  炎症 ,  DNA損傷