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J-GLOBAL ID：201402260179803333   整理番号：14A1214016

圧力分布を考慮した柱体に作用する津波波力評価モデル

THE EVALUATION MODEL OF TSUNAMI WAVE FORCE ACTING ON COLUMNAR BODY CONSIDERING PRESSURE DISTRIBUTION

著者 (6件)： 池谷毅 (鹿島建設株式会社技術研究所) ,  岩前伸幸 (鹿島建設株式会社技術研究所土木構造グループ) ,  末長清也 (鹿島建設株式会社技術研究所土木構造グループ) ,  秋山義信 (鹿島建設株式会社技術研究所土木構造グループ) ,  舘野公一 (鹿島建設株式会社建築設計本部) ,  鈴木紀雄 (鹿島建設株式会社技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 70  号： 2  ページ： I.396-I.401 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 陸上の構造物に作用する津波の持続波圧は,入射波のフルード数に依存して変化することが知られている.ところが,津波持続波力を抗力モデルを用いて評価する場合,抗力係数には形状により決定する一定値が用いられるのが一般的で,上述のフルード数の影響は考慮されない.本論文では,波圧分布と整合性のある波力の評価法を提示する.風工学の分野で用いられる圧力係数を基本として,これに,柱体前面での跳水によるエネルギー減衰,柱体背面での空洞化の影響を加味して水圧分布を求め,この積分値として波力を求めた.解析の結果,抗力係数がレイノルズ数とフルード数の関数となることを示し,円柱及び正四角形に対しては,抗力係数とフルード数との関係を導出し,実験結果と比較して良好な一致を得た.さらに,近似関数を提案し,必要となるパラメータを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *柱 ,  *津波 ,  圧力分布 ,  *波力 ,  モデル ,  抗力係数 ,  Froude数 ,  評価モデル ,  水理模型実験 ,  *立体
準シソーラス用語： 水理模型試験

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  流体波  (RC10013M)

引用文献 (8件)：

• 1) 林建二郎・浅野敏之・多田毅・寺本行芳:海岸林に作用する流体力と抵抗則評価,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 68,(2012),No. 2,pp. I_114-I_119.
• 2) 林建二郎:柱状物体に作用する遡上流れの流体力評価,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 69,(2013),No. 2,pp. I_329-I_334.
• 3) 池谷毅・秋山義信・岩前伸幸:陸上構造物に作用する津波持続波圧に関する水理学的考察,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 69, No. 2, 2013, pp. I_816-I_820.
• 4) 五十嵐保:剥離の形態と形状抵抗,流体力学ハンドブック 10-2-1,日本流体力学会編,丸善,1998.
• 5) 日本鋼構造協会編:構造物の耐風工学,東京電機大学出版局,1997,688p.

タイトルに関連する用語 (4件)： 圧力分布 ,  柱体 ,  津波波力 ,  評価モデル