抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
この研究は日本と中国を比較することにより,どの様に家族食事時間が家族関係と現在の満足感に影響を与えるかを明らかにすることを目的としている。本稿は,両国の大学生の調査に基づき,日本人と中国人が家族食事時間について異なる概念を有することを明らかにする。まず,日本人学生は食事を楽しみ,中国人学生は食事を共有する家族,友人と楽しむ。つまり,日本人学生は家族食事時間を食事の内容により評価する。一方,中国人学生は一緒に食事をすることにより他者とのコミュニケーションを重視している。次に,中学生時代の家族単位での良い会話交換は日本人においても中国人においても将来の満足と良好な家族関係をもたらすとみなされる。日本人は食事の内容を重視しがちであるが,中学時代の家族食事時時間の会話交換が将来の満足感と良好な家族関係への鍵としてより評価される必要がある。