抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報告では,混合音を検索キーとした音源検索システムにおける検索性能の改善ついて述べる。特徴量間距離にフレーム累積距離を導入することによる効果についての実験結果を示す。混合音から音源信号を検索する問題は,混合音を構成する音源をデータベースから検索する問題である。複数の音源から成る混合音を検索キーとすると,検索結果も複数となる。混合音が,検索キーとして使われる点が本課題の特徴である。本報告では,検索キーは,音楽と音声の2音源が混合された場合の混合音検索について考える。検索キーは,楽曲の任意の位置から構成する。混合音を検索キーとした音源検索システムでは,検索キー中の楽曲を検索する課題と,音声を検索する課題の2つを解く必要がある。本報告は,前者(混合音中の楽曲検索方法)について検討し,検索性能を評価する。検索性能は,平均誤棄却率と平均誤検出率で表す。今回,フレーム累積数を1,10,30,50,100で性能を比較した結果,特徴量間距離にフレーム累積距離を導入することにより性能を改善できることを確認した。フレーム累積数を100,平均誤検出率0.01とした時,最も高い性能を示し,平均誤棄却率0.64を達成できた。(著者抄録)