抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,LTE(Long-Term Evolution)-Advanced Release12の高密度スモールセル環境下におけるスモールセル検出用信号を用いるスモールセルオン・オフ法を検討する。3GPP(3rd Generation Partnership Project)のRAN WG1(Radio Access Network Working Group1)会合においてSCE(Small cell enhancement)に関する基本検討が行われ,スモールセル間干渉抑圧技術の一つとしてスモールセルオン・オフ法が検討された。スモールセルオン・オフでは,トラヒックがないときにスモールセルをオフにしてセル固有参照信号(CRS:Cell-specific reference signal)等の下りリンク信号の送信を停めることで,他セルへの与干渉を回避できるためUE(User Equipment)スループット特性を改善できる。スモールセルオン・オフを効率良く実現するためには,トラヒックが発生した場合にスモールセルを直ちにオンにできるよう,オフのスモールセルの品質を測定できることが重要となる。そこで,本稿では,オフのスモールセルを測定するスモールセル検出用信号を用いたスモールセルオン・オフ法を提案し,シミュレーション評価により,スループット特性の改善効果を明らかにする。(著者抄録)