抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソフトウェア開発の最終工程に位置するテスト工程は,ソフトウェアの品質を確保するための重要な工程である。近年,ソフトウェアの大規模・複雑化に伴いテストケースの規模も数千~数万件に増大しているが,その一方で,開発期間は短縮される傾向にある。このような状況下でも品質を確保するためには,潜在する不具合をなるべく早期に検出し,その修正を確実に実施することが重要である。東芝は,国立大学法人愛媛大学(以下,愛媛大学と略記)と共同で,この課題を解決するための一つの方法として,数理計画モデルを利用したテストケースの選択手法を開発した。これは,投入可能な工数の範囲内で実施可能であり,かつ,膨大なテストケースの中から不具合検出の期待値が最大になるようにテストケースのセットを選択する手法である。更に,この手法を医用機器の開発に適用し,その有効性を確認した。(著者抄録)