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J-GLOBAL ID:201402261930728420   整理番号:14A1021569

S-(-)-10,11-dihydroxyfarnesoic acid methyl esterはマウスメラノサイトにおいてメラニン合成を阻害する

S-(-)-10,11-Dihydroxyfarnesoic Acid Methyl Ester Inhibits Melanin Synthesis in Murine Melanocyte Cells
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巻: 15  号:ページ: 12750-12763 (WEB ONLY)  発行年: 2014年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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抗メラニン形成薬の開発は,黒皮症,そばかす,しみ,肝斑など重大な美的問題の予防において重要である。メラニン合成阻害薬のスクリーニング過程において,昆虫病原性真菌Beauveria bassiana CS1029の培養液は強力な抗メラニン形成活性を示すことがわかった。活性代謝物を単離精製し,昆虫幼若ホルモン,S-(-)-10,11-dihydroxyfarnesoic acid methyl ester(dhFAME)と同定した。dhFAMEがメラニン合成を阻害するかを調べるために,まずdhFAMEにより生じるメラニン生合成阻止帯の大きさを測定した。またMelan-a細胞においてdhFAMEはマッシュルームチロシナーゼ阻害活性を示した。ザイモグラフィにより,細胞内の用量依存的なチロシナーゼ阻害活性も確認された。また,dhFAMEはMelan-a細胞においてメラニン合成を強く阻害することが示された。さらに,RT-PCR法によりTYR,TRP-1,TRP-2,MITFおよびMC1RのmRNA発現レベルを比較し,Melan-a細胞を35μM dhFAMEで処理することによりTYR発現は11倍,TRP-2発現は6倍,MITF発現は5倍の低下が示された。全体としてこれらの結果から,dhFAMEは化粧用生体材料に用いうる強力なメラニン合成阻害薬であることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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外皮作用薬の基礎研究  ,  無脊椎動物ホルモン 
タイトルに関連する用語 (4件):
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