抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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外的要因の影響を受けにくい方法で,エンジン船外機と電動船外機の諸特性及び両者を同型船に取り付けた航行状態での諸特性を実験的に測定し,エネルギー消費量と騒音特性を客観的に評価することを目的に,電動船外機とエンジン船外機単体の性能比較実験をその結果に基づき評価した後,おれぞれの船外機を搭載した小型船を用いた航行実験で得られた測定結果を分析し,電動船外機の有効性を明らかにする。船外機単体の実験は,船体を石積ブロック護岸から約30mのロープで固定し,船外機による推力をひずみゲージにより測定した。全ての回転数において電動船外機がエンジン船外機に比べエネルギー消費量が少ない。航行状態における諸特性の実験は,設定した2点間を一定速度で往復航行し,航行速度を段階的に変えながら,エネルギー消費量,原動機回転数および騒音レベルを測定した。5ktにおける電動船外機船の必エネルギー消費量は,エンジン船外機船の約50%であるが,10kt以上になると両者の差はほとんど見られない。騒音レベルは,電動船外機の方がエンジンに比べ低い。