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J-GLOBAL ID:201402262519410202   整理番号:14A0571594

モリブデン合金の強度および延性に及ぼす結晶粒サイズの影響

Effects of Grain Size on the Strengths and Ductility of Molybdenum Alloy
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 67-72 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0691A  ISSN: 0532-8799  CODEN: FOFUA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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モリブデン(Mo)は高融点金属として主として高温部材に利用されるが,ある温度(一般的に1273K)以上では再結晶による脆化が生じることが知られている。これは,脆弱な結晶粒界が再結晶によって顕著となるためであり,その対応として炭素あるいはチタンやジルコニウムのような活性金属の添加がなされている。本研究においては,この結晶粒界に関係する結晶粒度に着目しその機械的性質への影響を調べた。供試材としてMo-0.5Ti-0.08Zr-C(TZM)および純Moの板を用いた。TZMについては1873K-1.8ksと2073K-1.8ks,純Moについては1773K-3.6ksの熱処理を実施した。また,純Moについてはグラファイト中での真空熱処理(1373K-3.6ks)も実施した。これらのサンプルについて結晶粒の観察,三点曲げ試験および破面観察を実施した。これらの実験から,TZMにおいては高い温度での熱処理が結晶粒の粗大化をもたらし,粒界強さを低下させることを明らかにした。また,炭素化処理はTZMと同等の効果をもたらすことを明らかにした。
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  変態組織,加工組織 
引用文献 (18件):
  • 1) T.E. Tiez, J.W. Wilson: "Behavior and Properties of Refractory Metals", Univ. Tokyo Press, (1955) 156-205.
  • 2) K. Tsuya, N. Aritomi: "On the effects of vacuum annealing and carburizing on the ductility of coarse-grained molybdenum", J. Less-Common Met., 15 (1968) 245-257.
  • 3) Y. Hiraoka, F. Morito, M. Okada, R. Watanabe: "Effect of small amount of additional carbon on the ductility of recrystallized sintered-molybdenum sheet", J. Nucl. Mater., 78 (1978) 192-200.
  • 4) Y. Hiraoka, M. Okada, R. Watanabe: "Effect of aging after carbon doping on the ductility of molybdenum", J. Less-Common Met., 75 (1980) 31-42.
  • 5) A. Kumar, B.L. Eyre: "Grain boundary segregation and intergranular fracture in molybdenum", Proc. Roy. Soc. (London), A370 (1980) 431-458.
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