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J-GLOBAL ID:201402262928927683   整理番号:14A0591029

長岡安平の官歴を中心とした経歴区分による設計業績の変遷について

An Analysis of the Change in Yasuhei Nagaoka’s Design Achievements as a Function of Shifts in Career
著者 (1件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 407-412  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,長岡安平の官歴を中心とした経歴区分による設計業績の変遷について報告した。先ず,明治から大正にかけて活躍した造園家長岡安平は,天保13(1842)年に大村藩士の家に生まれ,明治11(1878)年には東京府の土木掛に奉じ公園施設の道を本格的に歩みだしたこと,本論では,長岡安平の経歴について,官歴を中心に再整理し,設計時の立場と設計地や設計箇所の関係性を明らかにすることを目的としたこと,研究方法としては,東京府市文書に残る長岡安平の履歴書4種および自筆手記所収の履歴書2種をもとに長岡の官歴を整理し,経歴区分を検討したことを報告した。次に,長岡安平の官歴と経歴区分,経歴区分と設計業績,経歴区分による設計業績の推移の考察について報告した。最後に,まとめとして,長岡安平は,20年余り勤めた東京府時代にはほとんど設計業績がなく,府を退職した後,特に東京市事務嘱託となってから各地の設計を行なったことがわかったこと,秋田県からの依頼によって府時代の晩年に引き受けた設計が,後に大きな影響を残したこと,東京市退職後は,私庭設計は以前多数をこなしているが,東京近郊での設計がほとんどを占めるようになったこと,近代公園の先駆者と評されるとおりその後の公園設計の基礎となるものであるといえること等を報告した。
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公園,造園,緑化 
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