抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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舶用4ストロークディーゼル機関の起動時(燃料はA重油)のスモーク濃度を低減するために機械式燃料噴射装置と電子制御式燃料噴射装置を併用したハイブリッド・インジェクション・システム(HIS)を用いて燃料噴射を制御して,燃焼改善効果を調べた。その結果,低圧少量のプレ噴射を利用することにより,起動時のスモーク濃度の低減が可能である(メイン燃料A重油,サブ燃料A重油を使用)。舶用4ストロークディーゼル機関にC重油を使用した低負荷運転時(エンジン負荷率:25%)のスモーク濃度を低減するために,HISを用いて燃料噴射を制御して,燃焼改善効果を調べた。その結果,スモーク濃度はプレ噴射を行なうことにより低減し,プレ噴射とアフター噴射(分割噴射)を併用することにより更に低減する。しかしC重油の場合はA重油の場合と比べるとまだ高い値である,酸化窒素はプレ噴射により高くなるがアフター噴射を併用することにより低減することが可能である。COはスモーク濃度と同じような傾向にあり,プレ噴射により低減し,プレ噴射とアフター噴射を併用することにより更に低減する。HISのメイン燃料をC重油,サブ燃料をA重油にした場合,プレ噴射とアフター噴射を併用することにより,スモーク濃度とCOを大幅に低減できることを確認した。