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J-GLOBAL ID：201402263725798396   整理番号：14A0524657

チームのために自らを犠牲にする: 花粉における自己認識と細胞自殺

Taking one for the team: self-recognition and cell suicide in pollen

著者 (4件)： WILKINS Katie A. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  WILKINS Katie A. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  POULTER Natalie S. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  FRANKLIN-TONG Vernonica E. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 65  号： 5  ページ： 1331-1342  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自家不和合性(SI)は,多くの被子植物でみられる自殖を防ぐための遺伝的なメカニズムである。本レビューでは,SIを理解するため,シグナルやその成分がどのように統合されているかについて最新の知見を概説する。複対立性S遺伝子が一致する花粉の相互作用によって自己(不和合)認識を可能にし,不和合性花粉を拒絶する。Papaver rhoeas(ケシ)のS決定因子は,シグナル伝達リガンドとしての分泌蛋白質であるPrsSと,膜貫通蛋白質PrpSである。PrsSは,不和合性花粉との相互作用で,細胞質ゾルの遊離Ca²⁺の増加を刺激し,Ca²⁺とK⁺の流入を伴う。SI応答においては,活性酸素種と一酸化窒素のシグナル伝達が関与しており,SI誘導性のシグナル伝達の主な焦点は,プログラム細胞死を開始することである。PCDシグナル伝達系の進化の面から,Arabidopsis花粉におけるPrpSの機能的発現について議論する。

シソーラス用語： 自家不和合性 ,  遺伝子 ,  分泌タンパク質 ,  膜貫通タンパク質 ,  活性酸素 ,  一酸化窒素 ,  *認識 ,  カスパーゼ ,  *花粉 ,  アクチンフィラメント ,  ケシ属 ,  S遺伝子 ,  アクチン細胞骨格 ,  シグナル伝達 ,  プログラム細胞死 ,  シロイヌナズナ属 ,  ヒナゲシ ,  真正双子葉類
準シソーラス用語： 細胞情報伝達 ,  Arabidopsis ,  Papaver rhoeas ,  *細胞自殺 ,  *自己認識

分類 (3件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： チーム ,  犠牲 ,  花粉 ,  自己認識 ,  細胞自殺