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J-GLOBAL ID:201402263938138772   整理番号:14A1453905

軟体動物Onchidiumの多機能ニューロンにおける二酸化炭素感受性とその役割

Carbon dioxide sensitivity and its role in multifunctional neurons in the mollusk Onchidium
著者 (1件):
資料名:
巻: 179  ページ: 172-181  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: C0461B  ISSN: 1095-6433  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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水陸両生の軟体動物Onchidiumの腹腔神経節のIp-1およびIp-2(Ip-1/2)と名付けられた本質的に光応答性のニューロンはいくつかの異なる刺激に反応する。これらのニューロンはゆっくりと過分極して光と反応し,ゆっくりと脱分極してCO2刺激に反応した。この研究では,空気中のCO2濃度の増加が完全な動物で過呼吸と呼吸孔拡大を生じさせた。半無傷の調製物では,溶存CO2を有する人工海水(ASW)の中枢神経節への注水は以前には閉じていた呼吸孔を開孔させた。ASW環境では,Ip-1/2ニューロンは一定のpH(アルカリASW)の下でもCO2溶解の後でも脱分極した。この脱分極は,Ip-1/2ニューロンにおける活動電位の発火を長くした。ASWにプロトン(H+)を添加すると,ニューロン膜が静止電位以上の電位にまで脱分極したときにだけIp-1/2ニューロンは脱分極した。さらに,炭酸アンヒドラーゼ阻害剤アセタゾラミド(AZ)が存在すると,CO2が誘導するIp-1/2ニューロンの興奮は通常のASWとアルカリASWの両方で増加した。これらの結果は,ASWで溶存しているとき,CO2はIp-1/2ニューロンで直接的に脱分極応答を誘導したことを示唆している。Ip-1/2ニューロンは呼吸孔の開孔に関与しているので,これらの結果はASW中のCO2量の増加がCO2に感受性のある中枢ニューロンを直接的に刺激して,呼吸を促進していることを示唆している。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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吸収系一般 
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