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J-GLOBAL ID:201402264097560527   整理番号:14A0955792

トマトにおける窒素栄養についての診断法と生理に基づいた養液土耕栽培技術

Diagnostic technique for nitrogen nutrition and drip fertigation based on nitrogen nutritional physiology of tomato
著者 (1件):
資料名:
号: 139  ページ: 57P  発行年: 2014年05月30日 
JST資料番号: S0275A  ISSN: 2186-1064  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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施設栽培において過剰な施肥が行われると土壌の塩類集積を引き起こし,生理障害の発生させる恐れがある。施設土壌で作物を持続的に生産するためには,施肥量を作物が必要とする分にとどめ,土壌の塩類集積を防ぐ必要がある。そこで,施設土壌における塩類集積を回避する手段として,代表的な施設野菜であるトマトについて窒素栄養生理に基づいた肥培管理技術を構築した。本研究では,トマトについて葉柄汁液の硝酸濃度から作物の窒素栄養状態を把握する栄養診断法を設定するとともに,生産者圃場における実践で収量性や減肥の効果を検証した。次に,効率的な施肥法である養液土耕について,トマトの窒素栄養生理に基づいた施肥管理法を確立するため,各生育時期における適正施肥量と窒素栄養診断基準を設定した。また,土壌硝酸態窒素が蓄積した圃場への対策として定植前土壌の窒素診断基準と生育初期の窒素栄養診断基準を設定した。研究結果の概要は以下の通りである。1.ハウス夏秋どりトマトの窒素栄養診断法:1)葉柄汁液を用いた窒素栄養診断法の確立:北海道において代表的な施設栽培野菜の一つであるトマトについて窒素栄養診断法を設定した。(1)下位葉の葉柄硝酸濃度は上位葉と比べ高く,積算窒素施肥量との相関も高いためトマトの窒素栄養状態を反映していた。特に,第1果房直下葉の葉柄硝酸濃度は積算窒素施肥量と常に高い相関を示し,窒素栄養診断の採取葉位として最適であった。(2)2000年は1999年に比べ全体的に収量および窒素吸収量が高く,葉柄硝酸濃度は低かった。これは根から吸収された硝酸が速やかに同化され,葉柄に蓄積する硝酸の量が減ったためと考えられた。また,2カ年における光条件の差がそれぞれの窒素吸収量と葉柄硝酸濃度に影響を与えていると考えられた。(3)収量は2カ年とも葉柄硝酸濃度6,000mg NO3-L-1程度で最大となり,4,000mg NO3-L-1以下では大きく減少した。(4)葉柄硝酸濃度が高まるに伴って窒素吸収量/窒素施肥量比が低下し,跡地の硝酸態窒素含量が高まったことから,葉柄硝酸濃度は施肥窒素の利用率を反映していた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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施肥法・肥効  ,  園芸作物一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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