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J-GLOBAL ID：201402264336899663   整理番号：14A0005888

「力と運動」領域における概念地図法の適用

Concept-Mapping Investigation for the MIF Misconception

著者 (3件)： 加藤伸明 (中野市豊田中) ,  定本嘉郎 (上越教大) ,  賀原一陽 (上越教大)
資料名： 日本理科教育学会理科教育学研究  (理科教育学研究)
巻： 54  号： 2  ページ： 171-179  発行年： 2013年11月27日 
JST資料番号： L6042A  ISSN： 1345-2614  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 公立中学校の生徒と教員養成系大学の学生に「力と運動」に関わる調査問題と概念地図を出題し,それぞれにどのような対応関係が確認できるのか調査した。その結果,「力と運動」の学習を行っていない中学生の概念地図は「力がはたらく」を上位ラベル,「力がはたらかない」を下位ラベルとし,物体の運動を日常生活での経験を踏まえて概念地図上に表記する傾向が認められた。一方,大学生は「力がはたらく」と「力がはたらかない」を上位ラベルとして力学概念を構成する傾向が確認され,特に科学的に妥当な概念を保持している可能性が高い大学生の場合,「力がはたらく」と「力がはたらかない」を中心的なラベルとし,運動の第1法則と第2法則に関わるラベルで分離して力学概念を構成する傾向が確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *地図 ,  知識表現 ,  *学生 ,  *大学生 ,  運動 ,  力学 ,  力 ,  *科学教育
準シソーラス用語： *概念地図 ,  *中学生

分類 (1件)： 科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (9件)：

• 1) Clement, J. (1982). Student’s preconceptions in introductory mechanics. Am. J. Phys., 50, 66-71.
• 2) 加藤伸明(2006)「運動の規則性~『力』の働きを焦点化した単元展開~」『理科の教育』第55巻,195-197.
• 3) 加藤伸明・定本嘉郎(2011)「力の誤概念の解消を促す教材の開発と指導方法の改善」『物理教育』第59巻,第3号,181-186.
• 4) 加藤伸明・定本嘉郎(2012)「Clementのロケット問題の誤概念を支える要因」『物理教育』第60巻,第3号,188-193.
• 5) 加藤伸明・定本嘉郎・川村康文(2012)「『運動中の物体にはたらく力』の認識に関する実態調査」『科学教育研究』第36巻,第1号,53-60.

タイトルに関連する用語 (3件)： 力 ,  運動 ,  概念地図