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J-GLOBAL ID:201402264890339599   整理番号:14A1450444

大腸腺腫および大領腺癌におけるリン酸化インスリン受容体の検出:予後および臨床転帰との関係

Detection of Phosphorylated Insulin Receptor in Colorectal Adenoma and Adenocarcinoma: Implications for Prognosis and Clinical Outcome
著者 (9件):
資料名:
巻: 230  号:ページ: 562-567  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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大腸腫瘍は,依然として癌死亡のもっとも主要な原因の一つである。よく知られている遺伝的素因の他に,大腸腺腫および大腸腺癌の疾病原因として,主として孤発症例では,肥満,2型糖尿病,インスリン抵抗性,高インスリン,インスリン療法などの危険因子がある。これらの疫学データに基づき,結腸直腸上皮の形質転換および癌におけるこれらの因子の役割を推定する目的で,22人の大腸腺腫および117人の大腸腺癌患者からの試料における活性化(リン酸化)インスリン受容体の量を免疫組織化学的に測定した。結果の統計分析からは,リン酸化インスリン受容体に陽性の染色は腺癌より腺腫で有意に多いことが示され(P<0.0001),腺癌コホート内では,低悪性度の腫瘍においてより多く見られた(P=0.005)。腺腫では細胞質のみが染色されたが,腺癌では細胞質や核が染色された(P<0.0001)。興味深いことに,大腸腺癌患者の無病生存期間から,リン酸化されたインスリン受容体の陽性染色を持つ人の方が予後が良好であることが示された(P=0.02)。これらのデータから,腫瘍形成の初期段階では活性化インスリン受容体が基本的な役割を果たしており,後期段階ではもっと活性の高い発癌ドライバーに移行すると考えることができる。したがって,リン酸化インスリン受容体の量の測定は,大腸腺癌患者における新規な診断や予後予測ツールとなりうる。Copyright 2014 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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腫ようの診断  ,  消化器の腫よう 

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